アレルギー性鼻炎とは?
アレルギー性鼻炎とは、鼻粘膜への炎症を伴うアレルギーで鼻へのアレルゲンの侵入が主な原因となって起こっています。
症状
アレルギー性鼻炎の主な症状としては、連続的に起こるくしゃみ・鼻水があります。このくしゃみ・鼻水は、アレルギー性鼻炎の原因となるアレルゲンを排出するために繰り返されているものです。そのため、回数や量が多くなってしまいます。また、アレルギー性鼻炎は目の痛みや涙を伴うため、症状が重い人は軽い脱水症状を起こす恐れがあります。
原因
アレルギー性鼻炎は、春先から飛散を始めるスギやブタクサなどの花粉や室内で発生するハウスダストなどのアレルゲンを原因として発症します。花粉を原因とする花粉症の場合は個人差があり、花粉の種類に症状が左右される性質を持っています。埃やペットの毛やダニなどから発生するハウスダストは、アレルギー性鼻炎だけでなく気管支喘息やアトピー性皮膚炎などの病気の原因にもなると考えられています。
問題点
アレルギー性鼻炎を発症することで発生するデメリットとしては、「ティッシュペーパーの消費量が多くなる」ということがいえます。携帯用のポケットティッシュではなく、据え置き用のボックスティッシュを持ち歩かなければならないほどくしゃみと鼻水が頻繁に起こります。しかも、鼻にかかる負担が大きいため高品質のティッシュペーパーを選場なければならないこともあります。ティッシュ以外では「頻繁なくしゃみで周囲の人に迷惑を掛ける」こともデメリットであると言えます。くしゃみは、時速300kmの速さで周囲に唾液の飛沫を飛び散らせてしまう性質を持っています。手で口を押さえるのが間に合わなかった場合、周囲の人に飛沫を浴びせることになってしまいます。アレルギー性鼻炎は、発症者にとっても周囲の人にとっても厄介な病気と言えます。
対策
アレルギー性鼻炎を発症しないための対策には、花粉症対策とハウスダスト対策の二種類があります。
花粉症対策
花粉症対策としては、「マスク・ゴーグルの装着による花粉への接触の防止」や「薬による症状の治療・緩和」があります。鼻粘膜や涙腺に花粉が接触することで花粉症の症状が出るので、マスクなどで接触を抑制するのが最善策といえます。花粉症を発症したと感じた場合は、症状を抑える薬を服用していくことになります。副作用の少ない抗ヒスタミン剤や効果の高いステロイド配合剤などが効果的です。
ハウスダスト対策
ハウスダストは、ペットを飼っている家庭や掃除を頻繁に行なっていない家庭に良く見られます。ハウスダストを減少させるためには、定期的な掃除とペットのノミ対策を万全に行なっていくのが重要です。